日本の選挙をデジタル化?メリットと課題
2024年の7月7日の選挙では石丸伸二さんがSNSを活用し話題になっていましたね。
今回は選挙のデジタル化が求められるメリット、そリスクについて考察します。
デジタル化が求められている理由
まず、選挙のデジタル化が求められている主な理由を考察していきましょう。
理由は以下になります。
投票率の低迷
日本では近年、特に若年層の投票率が低迷しています。
っと近年と言われていますが、実際は昔から若年層の投票率は低かったお思います。
実際、私自身20代の頃政治に興味がなく周りの人も選挙に興味関心を持っている人がほとんどいませんでした。
この原因は学校教育の問題や投票所に足を運ぶ手間が大きなハードルとなっていることがいわれています。
しかしデジタル化にすることで、自宅や職場から簡単に投票できる為、投票率の向上が期待されます。
コスト削減
現在の選挙システムの場合
- 投票用紙の印刷
- 投票所の設置
- スタッフの配置
など、多大なコストがかかっています。
デジタル化により、これらの経費を大幅に削減できる可能性があります。
透明性の向上
紙媒体による投票は、集計ミスや不正行為のリスクが常に存在します。
不正行為に関しては国民一人一人が、未来のことを考え投票したにも関わらず操作された結果になってしまっては今後の投票モチベーションが低下しより悪循環になる一方です。
しかしデジタル化によって、リアルタイムでの集計や不正行為の防止がより確実に行えるようになります。
期待されているメリット
ではここからは選挙のデジタル化が実現すれば、どんなメリットがあるか考察していきましょう。
利便性の向上
投票がオンラインで行えるようになれば、投票所に行く時間や手間が省け、通勤時間や市役所がやってない時間でも投票が可能です。
他にも高齢者や障害を持つ人々にとって大きな助けとなり、より多くの人々が参加しやすくなります。
リアルタイムでの結果公表
現在の紙媒体での集計の場合、結果が公表されるまでに時間がかかります。
しかしデジタル化により投票結果がリアルタイムで集計されるため、選挙結果が一瞬で公表できるようになります。
これにより、集計ミスや不正行為がなくなり選挙結果に対する国民の信頼性も向上します。
懸念されるリスク
ここからは、懸念されている選挙のデジタル化のリスクについて考察していきましょう。
セキュリティ問題
オンラインでの投票を行うとなった場合、同じ人が投票できないように身分証をしようして投票することになります。
しかしその場合、サイバー攻撃によって個人情報の漏洩などのリスクが伴うため、万全のセキュリティ対策が必要です。
特に国家規模の選挙では、国内外からのサイバー攻撃の対象となる可能性が高いため、政府と民間企業が連携してセキュリティ対策を強化する必要があります。
デジタルデバイド
オンライン投票は若年層は便利になる一方、高齢者やデジタル機器に不慣れな人が不便に感じる可能性があります。
この問題を解決するには
- デジタルリテラシーの向上を図る教育
- 支援体制の設備
- 簡単な操作での投票
上記の解決が不可欠です。
いまだに市役所では平成初期の見づらいHPが多く、なぜ改善しないのか謎ですがオンライン投票を実施するにはここから改善していく必要があります。
結論
選挙のデジタル化は
- 投票率の向上
- コスト削減
- 透明性の向上
など、多くのメリットをもたらします。
しかし、
- サイバーセキュリティの強化
- デジタルデバイドの解消
- システムの安定性確保
といったリスク管理が重要です。
これらの課題に対する対策を講じつつ段階的にデジタル化を進めることで、より公正で参加しやすい選挙システムの実現をが可能になります。
しかし、最近ニュースで流れる政治問題をみるとデジタル投票に切り替えることをしたくない政治家が多く、まだまだ先になると思われます。
未来が不安になる情報ばかり流れてくる今を変えるためにも「投票は無駄」と考えずしっかり選挙に参加して、国民一人一人で未来を変える努力、結束力が必要ですね。