日本のDXが遅れている理由とは?
最近母に『DXって最近テレビでみるけどなに?』と聞かれました。
最近はテレビやコマーシャルで『DX』って言葉を知る人は増えましたが、そもそもDX自体を理解していない人もまだまだ多いようです。
特に『DX』を理解して知っててほしいのが、経営者や人事ですよね。
今回は企業が最優先課題となってきているDX
- 日本のDXの現状
- DXを進めるうえで必要なこと
このことについて記事を書いていきたいと思います。
DXとは?
デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation,)DXとは、デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを根本的に変革し、企業の競争力を高めることを指します。
DXは単なる技術の導入にとどまらず、組織文化や経営戦略、顧客対応のあり方までを包括的に見直す取り組みです。
もっとわかりやすくいうと
『デジタル技術を使って、ビジネスや日常生活など、社会全体を良い方向に変えていく取り組み』
ですね。
日本のDX化の現状
日本の企業文化は、従来の業務プロセスやヒエラルキーに強く依存しているためか、変革に対する抵抗が大きいです。
そのため2023年11月末公開のランキングを見ると、調査対象となった64カ国・地域のうち、日本は中央の「32位」となっていました。
つまり現状日本の企業は世界に後れをとってしまている状態。
日本のDX推進が遅れている理由
日本でDX化が遅れている理由はさきほどもいったように
- 古いシステムを利用し続けていること
そして
- IT人材の不足
- 企業体質
これらの理由が関係しています。
ではこれらの理由をもう少し具体的に見てみましょう。
古いシステムの利用
これは現状よくない状態であるにも関わらず
『それまでの悪い面を一掃して事態を全く新しくすること。』
ができないからです。
これは単にやる気の問題がない。といった理由ではなくて
知識やスキル、個人的なノウハウに依存しており、担当者しか作業ができない状態
によることが大きいです。
そういった理由で新システムに移行するにも、
- どこから手を付けたらよいのかわからない
- 連携が難しい
といった問題がありDX化の遅れの原因となっています。
IT人材の不足
先ほど
知識やスキル、個人的なノウハウに依存しており、担当者しか作業ができない状態
と伝えましたが日本でDX化が進まない主な理由でもある、IT人材の不足です。
これにより経営者や上層部がいくらDXを進めたくても、技術者が足りない現状のためDX化が後ろ倒しになっているといわれています。
企業体質
この企業体質というのもDX化を遅らせる要因のひとつです。
- 経営者は経営
- 人事は組織の人材管理
といったようにそれぞれの分野は詳しくてもITに詳しいわけではありません。
そのため企業の決定権をもっている上層部がITリテラシーを持っていない場合、
『知らないことは後回し』状態になり守りの姿勢を強める傾向があるようです。
現状企業として成功しているトップは、『過去の成功例』が必ずあります。
だからこそ何とかなるという気持ちもありデジタル化を先送りする結果、日本全体のDX化の遅れにつながっています。
DX推進するために必要なこと
もうお分かりかもしれませんが、DX推進するためには一番は経営者や上層部がDX化の必要性を理解し部下を動かすしかありません。
そしてITスキルのある人材や、学ぶ意欲がある未経験者を積極的に起用し、社員全員のITリテラシー向上に取り組むとよいでしょう。
最近はアウトソーシングも充実しているのでそちらをうまく活用してDX推進していくのもいいでしょう。
次回はもう少し具体的にDX推進に必要なことについてお伝えしたいと思います。